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放置空き家で「相続人100人」…なぜここまで増えるのか?

 

土地家屋調査士の視点で考える“空き家問題”の解決策

 

近年、ニュースでもたびたび取り上げられる「放置空き家問題」。

中でも最近私が関心を持ったのが、
“相続人が100人規模にまで増えてしまった空き家”
というケースです。

「なぜそんな人数になるの?」
と思われる方も多いかもしれません。

しかし実際には、相続登記を放置し続けた結果、相続関係が複雑化し、誰も管理できなくなるケースは全国で増えています。

私たち土地家屋調査士も、現場でこうした相談を受ける機会が年々増えています。

今回は、放置空き家がなぜ社会問題になるのか、そして今後どのように解決していくべきなのかを、土地家屋調査士の視点から解説します。

なぜ「相続人100人」になるのか?

 

例えば、

・祖父名義のまま放置

・父が相続手続きをしないまま死亡

・子ども世代も放置

・さらに孫世代へ…

という状態が続くと、相続権が枝分かれしていきます。すると、

・県外在住

・面識がない親族

・連絡先不明

・相続放棄したと思っていた

・亡くなってさらに次世代へ相続

などが重なり、気づけば相続人が数十人〜100人規模になることもあります。

こうなると、

・売却

・解体

・活用

・管理

のすべてに“全員の協力”が必要になるケースもあり、現実的に動かせない不動産になってしまいます。

放置空き家が引き起こす問題

空き家問題は「個人の問題」だけではありません。

地域全体にも大きな影響を与えます。

老朽化による危険

管理されない空き家は、

・屋根の崩落

・外壁落下

・雑草繁茂

・害虫・害獣発生

など近隣トラブルの原因になります。

台風や地震時には倒壊リスクも高まります。

境界が分からなくなる

土地家屋調査士として特に問題だと感じるのが、
「境界の不明確化」です。

長年放置された土地では、

・境界杭の消失

・越境状態の放置

・古い測量図しか残っていない

・隣接所有者も高齢化

などが起こります。

そして相続人が増えた頃には、

「そもそもどこまでが自分の土地か分からない」

という状態になっていることも少なくありません。

では、どう解決していくべきなのか?

 

① “とりあえず放置”をやめる

最も重要なのは、
“まだ揉めていない段階”で動くことです。

実際、多くの空き家問題は、

  • 相続人が少ない時期
  • 親族関係が良好な時期

に整理していれば、防げたケースがほとんどです。

②相続登記を早めに行う

2024年から相続登記は義務化されました。

しかし実際には、

  • 手続きが分からない
  • どこに相談すればいいか分からない
  • 費用が不安

という理由で放置されるケースもあります。

登記を放置すると、後の世代ほど手続きが何倍も大変になります。

③ 境界を明確にしておく

空き家問題では、
「建物」だけでなく「土地の整理」が非常に重要です。

例えば、

・境界確定

・越境確認

・分筆

・合筆

・地目変更

などを事前に整理しておくことで、

  • 売却しやすくなる
  • 相続協議が進めやすい
  • 管理責任が明確になる

というメリットがあります。

まとめ

放置空き家問題は、単なる“古い家”の問題ではありません。

・相続

・境界

・登記

・地域環境

・管理責任

など、多くの問題が複雑に絡み合っています。

そして時間が経つほど、解決は難しくなります。

「まだ大丈夫」
と思っている間に、将来の相続人が何十人にも増えてしまう可能性もあります。

だからこそ、

・名義確認

・境界確認

・相続整理

を早めに行うことが重要です。

弊社では、空き家・相続・境界に関するご相談にも対応しております。

「この土地どう整理すればいい?」
「相続前に境界を確認したい」
「売却前に測量したい」

など、お困りの際はお気軽にご相談ください。

 

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